植物のために作った家は人にとっても最高の快適さを提供
S様邸
- 家族構成
- ご夫婦
- 延床面積
- 107.64㎡(32.50坪)
- 間取り
- 2LDK+青空リビング
もはや趣味を超えてライフワークの植物
今回ご紹介するのは、植物がもはや趣味を超えてライフワークとなったS様のお宅。
S様夫妻が植物にのめり込むようになったのは4年前。最初はインテリアのために、軽い気持ちで観葉植物を一緒に買いに行ったのが始まりでした。「新芽が出るたびにふたりで喜んで、それ以来みるみる植物が増えていって。今では主人がアフリカ原産の種を輸入して育てているんですよ」と奥さんは笑いながら話します。
この家を建てようと思ったきっかけも、じつは植物。「もちろん、家を持つという憧れもありましたが、一番の理由は植物を置くスペースがなくなってしまったということ。それまで住んでいたのが2DKの社宅だったんですが、家の中に温室を作っていたり、狭いベランダには所狭しと植物を並べていて、もう置くところがない… 」と旦那さん。そして、ふたりの植物を優先させた家づくりが始まりました。こだわったのは、日当たりの良さ、バルコニーの広さ、そして全館空調であることの3つでした。植物のことを優先させた家づくりでしたが、完成した家でいざ暮らしてみると、人にとっても快適な空間となっていました。「Z空調は、もともと家の中の植物のための設備として考えていたんですが、想像以上に快適で、暑い時期も玄関から涼しかったり、朝起きてのどが痛くなることもないので、本当に良かったと実感してます」とは奥さん。また、Z空調による 自然な風が植物に当たり、サーキュレーター導入の必要がなくなったという思わぬ効果もあったのだそう。
S様宅のLDKスペースは2階に設けられています。大きな窓で採光を確保したリビングからは、バルコニーの植物を眺めることができます。リビング、ダイニング、バルコニーに繋がりのあるスペースは、明るさと開放感を両立させた空間となりました。植物のために考えた日当たりと採光によって差し込む柔らかい日差しが、奥さんこだわりの白い床材と相まって、とても居心地の良い空間を創り出しています。かなり広いスペースのバルコニーには、たくさんの植物が置かれています。光量を調節するためのシェードも設置しました。「夕方、小さな椅子を持ち出して霧吹きをあげたり、植物を眺めながらワインを飲むのが大好きです」というのは奥さんです。
S様夫妻が植物以外でこだわったのが、青空リビング。自宅でBBQをしたいという旦那さんの希望で、3階はアトリエと青空リビングという間取りにしました。S様夫妻にとってBBQは特別な日にするものではなく、日常の食事をさらに楽しむための装置、第二の食卓です。「週に一、二回はふたりでBBQをしてますね。いいお肉が入ったからBBQにしよう、みたいな感じで」という奥さんですが、今では旦那さんがいない時に、ひとりで炭をおこしてBBQをすることもあるほどだそうです。